家族でボーリングに行っても、子供がガターばかりで飽きてしまったり、スコアが伸びずに空気が沈んでしまったりした経験はありませんか?
そんな悩みを一気に解決してくれるのが「ボーリングのガターなし設定(バンパーボウリング)」です。
最近では子供だけでなく、初心者や久しぶりにプレイする大人にもメリットが多いと注目されています。
この記事では、ボーリングのガターなし設定を利用する具体的なメリットや、家族全員で楽しむための設定方法、知っておきたいマナーを網羅して解説します。
この記事を読めば、次の休日は家族全員が笑顔でハイタッチできる最高の1日になるはずです!
ボーリングのガターなし設定(バンパー)とは?

「ガターなし設定」とは、レーンの両脇にある溝(ガター)にバンパーと呼ばれる仕切りを立てる設定のことです。
ボールが溝に落ちることなく必ずピンに当たるため、ボウリング初心者や小さなお子様でも確実にスコアを伸ばすことができます。
ガターなし設定の仕方
ボウリングの受付機(または受付カウンターのスタッフ)にて、利用する全員分の名前を登録する際、バンパー(ガターなし)を出す」という項目にチェックを入れます。
- 全員ガターなしにする場合: グループ全員の設定をONにします。
- 子供だけガターなしにする場合: お子様の名前の横にある設定だけをONにします。これにより、お子様の投球順になった時だけ自動で柵がせり上がり、大人の時は自動で下がる「自動昇降式」が適用されます。
家族で利用する3つの大きなメリット

家族でガターなし設定を利用すると、単に「スコアが上がる」以上のメリットがあります。
- 子供のモチベーションが続く 何度もガターが続くと、子供はすぐに飽きてしまいます。「ピンが倒れる快感」を味わえることで、最後まで集中して楽しめます。
- ハンデなしで大人と勝負できる バンパーがあれば、子供でも100点以上のスコアを出すことが可能です。大人と本気で競い合えるため、ゲームとしての盛り上がりが違います。
- 「自分でもできる!」という自信につながる 成功体験を積み重ねることで、子供の自己肯定感を高めるスポーツ体験になります。
【Q&A】大人はどうする?家族で楽しむための設定方法

「子供だけガターなしにできるの?」という疑問を持つ方も多いでしょう。
- 個人ごとに設定のオン・オフが可能 最近のボウリング場では、投球する順番に合わせて自動でバンパーが上下するシステムが主流です。「子供の番だけバンパーを出す」という設定ができるため、大人は通常通りプレイできます。
- 何歳から利用できる? 明確な決まりはありませんが、自分でボールを転がせるようになる3歳〜4歳頃から利用する家庭が多いです。専用の「投球補助台」を併用するのもおすすめです。
家族で楽しむためのマナーと注意点

ガターなし設定であっても、ボウリング場のマナーは共通です。
- 隣のレーンが投げている時は待つ バンパーに当たってボールが跳ね返る際、隣のレーンの集中を妨げないよう、交互に投げるのが基本です。
- ファウルラインを越えない バンパーがあっても、レーン内は滑りやすく危険です。お子様がラインを越えないよう注意しましょう。
今更聞けないボウリング用語を徹底解説

「今さら聞くのはちょっと恥ずかしい…」と感じるような、ボウリング場の「基本中の基本」に絞って、会話形式でも使いやすい用語を解説します。
投げる場所・道具の用語
- アプローチ ボールを持って歩く「助走エリア」のこと。ここには「飲食を持ち込まない」「外履きで入らない」のが鉄則です。
- ハウスボール ボウリング場に並んでいるレンタル用のボールです。自分のボール(マイボール)を持っていない人はこれを使います。
- ポンド(lb) ボールの重さの単位です。選び方の目安: 体重の10分の1程度が良いとされますが、初心者は「少し軽いかな?」と思うくらいの方が、指を痛めず安全に楽しめます。
誰もが気になる「ピンの残り方」用語
- スプリット 1投目のあと、ピンが「離れ離れ」に残ってしまうこと。間を抜けてしまいやすく、全部倒す(スペアを取る)のがとても難しいピンの状態を指します。
- タップ 完璧なコースに投げたはずなのに、1本だけピンが残ってしまう悔しい現象のこと。「あー!タップした!」と言うと通っぽく聞こえます。
- パンチアウト 最後の第10フレームで、3回ともストライクを出すこと。これが決まると最高に盛り上がります。
実は知らない「回数」の呼び方
ストライクが続くと呼び方が変わります。
会話で使えると楽しいですよ。
- 2回連続ダブル ここから一気にスコアが伸びます!
- 3回連続ターキー 七面鳥。ボウリングで一番有名な用語です。
- 4回連続フォース四目(ハムボーンと呼ぶこともあります)。
- 12回連続パーフェクト 全投ストライク。夢の300点満点です。
マナーに関する重要用語
- 右側優先(みぎがわゆうせん) 隣のレーンの人と投げるタイミングが重なったら、「右側の人」が先に投げるのがボウリングの世界共通マナーです。これを知っているだけで「お、分かってるな」と思われます。
初心者へのアドバイス
ボウリングは「真ん中のピン(1番ピン)」にしっかり当てることが、スコアアップへの一番の近道です。
まとめ
家族ボウリングを成功させる鍵は、「ノンガター(バンパー)」機能を活用し、全員がスコアを出しやすくすることです。
まずはアプローチ(助走エリア)には専用シューズで入るという基本マナーを守りましょう。
【重要用語・コツ一覧】
- スペア: 2投で全部倒すこと。まずはここを目標に!
- スプリット: ピンが離れて残る難しい状態。
- 右側優先: 隣と投球が重なったら右側の人に譲るのがスマート。
- ボール選び: 体重の約10分の1が目安ですが、無理せず指が抜ける軽めを選びましょう。
この用語を知っているだけで、会話も弾み、家族全員が笑顔でゲームを楽しめるはずです。


